パチスロ4号機歴史 2002年登場機種|爆裂AT機時代終焉
パチスロ4号機の年代別の主要な登場機種と、個人的な立ち回りと業界の流れなどを踏まえて振り返っています。
今回は2002年です。パチスロ至上最も射幸性の高い狂った時代であり、パチスロによる破産者続出、さらに自殺者も…社会問題に発展しました。
パチスロ2002年 登場機種
神輿(ミコシ)
ミリオンチャンスという25000枚または50000枚出るまで続くATを店側で設定ができるという狂ったモーニング機能がありました。これは店側が打ち子を使うのにもっていこいの機能でした。
さらに設定6の機械割は、スロット至上最高の261%といわれており、これはミリオンチャンスの仕込みなしの割といわれております。この機種のミリオンチャンスや設定6を打てた一般の方はいたのでしょうか…。
アラジンA
設定 | BIG | REG | AC | 機械割 |
---|---|---|---|---|
1 | 1/439.8 | 1/655.3 | 1/183.6 | 97.7% |
2 | 1/161.3 | 102.0% | ||
3 | 1/142.7 | 106.7% | ||
4 | 1/409.6 | 1/595.7 | 1/132.4 | 112.5% |
5 | 1/364.1 | 1/546.1 | 1/112.4 | 124.3% |
6 | 1/299.3 | 1/496.4 | 1/83.5 | 148.1% |
スーパーアラチャン当選時の0.01%で約65480枚獲得可能なSAC5000が存在。
設定6は分かり易く、数回設定6を打つ事が出来て、2万枚超えも経験しました。
サミーの爆裂AT機の中では、個人的に一番好きでした。
ハクション大魔王S
設定 | BIG | REG | TC | 機械割 |
---|---|---|---|---|
1 | 1/431 | 1/993 | 1/931 | 98% |
2 | 1/414 | 1/862 | 102% | |
3 | 1/395 | 1/794 | 106% | |
4 | 1/364 | 1/729 | 110% | |
5 | 1/304 | 1/639 | 122% | |
6 | 1/238 | 1/720 | 1/395 | 155% |
ゲーム性が結構好きで、それなりに打ち込みました。ドキドキタイム中の左リールのスベリで、ガマグチが上段に止まった時がアツかったです。
設定5を据置く店で何度か打ちましたが、設定6を打てる機会はありませんでした。
不二子2
設定 | BIG | REG | 機械割 |
---|---|---|---|
1 | 1/385 | 1/655 | 99.2% |
2 | 1/368 | 1/655 | 101.7% |
3 | 1/343 | 1/606 | 106.2% |
4 | 1/318 | 1/546 | 111.6% |
5 | 1/280 | 1/478 | 122.3% |
6 | 1/238 | 1/358 | 140.1% |
シフト持ち越し機能&ツインビック搭載機でヒットした機種になります。
減算値を使った判別方法がありましたが、赤7シングル揃い時にスーパーBIGに昇格する割合に大きな設定差があり、設定6は分かり易かったです。
全機種に設定6を使ってくるイベントなどで、数回設定6をツモりました。BIG50回以上引いて、18,000枚ほど出た記憶があります。
ミリオンゴッド
設定 | SGG | PGG | 機械割 |
---|---|---|---|
1 | 全設定共通 1/4096 |
全設定共通 1/8192 |
— |
2 | — | ||
3 | — | ||
4 | — | ||
5 | — | ||
6 | — |
通常時は19.5G/ 50枚とパチスロ至上最もコイン持ちが悪い機種で、GOD揃い(1/8192)で 5000枚が確定するなど、パチスロ史上最も射幸性の高い機種でした。
コイン持ちが良くなる逆押しで、無理やり検定を突破した問題作でした。
店側で仕込むことが可能だった朝イチのモードやストックの有無で機械割が大きく変わったため、設定を狙える機種ではありませんでした。設定6確認OKで打てる店がありましたが、朝イチ地獄モード+ストック無しだったと思います。
敢えて狙うのであれば、朝イチの天国モードでしたが、店側が仕込んだ天国モードは打ち子専用台であることが多かったです。
ビッグシオ-30
設定 | BIG | REG | 機械割 |
---|---|---|---|
1 | 1/315 | 1/655 | 91% |
2 | 1/292 | 94% | |
3 | 1/273 | 97% | |
4 | 1/256 | 100% | |
5 | 1/240 | 103% | |
6 | 1/239 | 1/409 | 107% |
当時、この機種のストック狙いをしていた人は、相当稼げていたと思います。
単純にストックのたくさんありそうな台を狙うだけで、簡単に稼げました。
私の行動範囲では、沖スロ自体が無かった為、触ることはありませんでした。
ネオプラネットXX
設定 | BIG | REG | 機械割 |
---|---|---|---|
1 | 1/307.3 | 1/407.1 | 95.5~ 97.9% |
2 | 1/294.2 | 1/388.3 | 99.0~101.5% |
3 | 1/277.8 | 1/365.0 | 102.7~105.4% |
4 | 1/261.2 | 1/341.6 | 106.1~108.9% |
5 | 1/245.0 | 1/314.3 | 109.8~112.8% |
6 | 1/192.7 | 1/225.9 | 119.9% ~ |
リール部にELビジョンを搭載した初めての機種でした。
キンパルのゲーム数解除とは違い、6種類あるモードによってRT解除確率が違うという仕様でした。ビッグバンモードという継続率90%の爆裂モードなどがありました。
天井が低めの777Gでしたが、ストック切れも頻繁に起こる機種でした。
全台系のイベントでストック無しのを設定6を打ってしまったことがあります…。
巨人の星
設定 | BIG | REG | 機械割 |
---|---|---|---|
1 | 1/310 | 1/375 | 95.2% |
2 | 1/299 | 1/362 | 97.2% |
3 | 1/285 | 1/344 | 99.9% |
4 | 1/266 | 1/321 | 103.9% |
5 | 1/244 | 1/295 | 109.1% |
6 | 1/211 | 1/268 | 115.6% |
リプ3連で特訓モード抽選、リプ4連ボーナス解除確定と、リプ連がアツイ機種でした。
128G以内の台を狙う、ゲーム数狙いもできました。
朝イチから設定6を打つことができた店があり、何度か設定6を打つ事ができました。
ボーナスの内部確率が高かったので、ストック切れの心配も無かったのが良かったです。
スーパービンゴ
設定 | BC | 機械割 |
---|---|---|
1 | 1/713 | 94.5% |
2 | 1/639 | 97.5% |
3 | 1/575 | 100.5% |
4 | 1/518 | 103.0% |
5 | 1/459 | 107.5% |
6 | 1/398 | 114.5% |
初代Hooah!になります。ちなみにHooah!は「行くぞ!」という意味らしいです。
判別要素も乏しいうえに、荒波仕様のため触ることはありませんでした。
BC当選時のBCゲーム数の振分けは、3桁が5.38%、4桁が0.07%でした。BC最大ゲーム数である1999Gの振分けは0.001%でしたが、当選すると約15000枚獲得することができました。
パチスロ2002年 立ち回り
ミリオンゴッドの登場で、ホールは毎日のように大量に積まれたドル箱と熱気で異様な光景になっていました。
徹夜組、軍団、打ち子、一般客と人気のホールは開店数時間前から長蛇の列が当たり前のように出来ていました。
爆裂AT機に設定6を使う店で、並ばずに高確率でツモれる店を探すのは至難の業で、強イベ時は当然のように長時間の並びを入れてなんとかツモっていました。確実にツモれるときは代打ちとともに、徹夜で並んでいました…。
この年の立ち回りは、判別容易な爆裂AT機がメインで、サラ金、アラジン、猛獣王などの設定6を数回打つことが出来ました。キンパルのストック狙いやリセット狙いをするときもありましたが、基本は設定狙いでした。
また、この頃のストック機は、ストック切れを起こし易い機種や、店側が意図的にストックを消したりする店もあり、キンパルやネオプラのようなストック機の設定狙いは細心の注意が必要でした。出荷状態の新台に関しては当然ストックが無く、この頃のストック機の新台初日は、まったく旨みがありませんでした。店員が新台初日前日に5000G回しましたなどメールが来る店もあったりしました。
パチスロ2002年 業界の流れ
2002年7月に日電協は規制を自主的に改定し、適度な射幸性を超えるおそれがあると認められる遊技機と判定した一部機種は従来の4.0号機から4.1号機と呼ばれるようになりました。この自主規制により2002年11月に初の4.5号機であるモグモグ風林火山の登場で射幸性を抑えた爆裂抑止時代へと突入していきます。
さらに翌年の2003年10月には著しく射幸性が高いと認められる遊技機と判断された機種は検定を取り消され、一斉撤去されました。その検定取消対象となった機種が、サラリーマン金太郎、アラジンA、コンチ4X、ミリオンゴッドで、代替機としてサラリーマン金太郎S、アラジンS、ゴールドXが導入されましたが、代替機も十分に爆裂仕様でした。
ミリオンゴッドの代替機であったゴールドXに関しては、攻略法発覚で一斉撤去。ホール側は損失を被ったとして訴訟問題に発展し、ゴールドXのメーカーであるミズホの親会社であるアルゼの敗訴が確定して、ホール側に和解金を支払うことで解決しました。
こんな感じで、爆裂AT機は終焉を迎え、射幸性を抑えた4.5号機から、さらに万枚抑止の4.7号機へ、そして4号機終焉へと向かっていきます。
続き⇒パチスロ4号機歴史 2003年登場機種|ストック機全盛期
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